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小屋閉め準備、着々と、、

2020/10/21

こんにちは、槍沢ロッヂ星野です。
24日の営業終了を前に、できるところから着々と小屋閉め準備が進んでいますので、少しご紹介させていただきます。

こちらはホールです。
雪の重みに耐えるためのサポート柱を設置。斜めにふんばっています。
同じく食堂にも。
2階廊下にも。
冬の間、ロッヂを守ってね！
二ノ俣の橋。
横尾－槍沢ロッヂ間の橋の橋げたを間引きました。積雪で橋が損壊することを防ぐためです。
幅はこれくらいです。下が丸見えです。手すりはありますが通行する際はお気を付けください。

7月に営業を開始し、短い夏が終わり、さらに短い秋が過ぎ、雪が降り、小屋閉め業務をしていると、本当にもう終わってしまうのだなという実感が湧いてきてさびしさを感じる今日この頃です。
私は今年が初めての山小屋生活だったのですが、その濃密さに驚いています。
以前から登山は好きでしたが、こちら側のことを知ることができたのは本当にすばらしい経験であり喜びです。

と、私の今シーズンの感想をこれ以上書いても退屈でしょうから、写真をたくさんご紹介します。
つい先日、今シーズン最後の休暇に撮ってきた写真です。
ではどうぞ！！

槍ヶ岳山荘へのヘリ便です。
いつもヘリ荷揚げの際はスタッフ総出でバタバタするので、今回休暇中で初めて写真を撮れました。稜線に沿って飛んでくる姿はそれはもう格好良かったです。
山小屋にとってヘリはまさに命を運んできてくれる存在。
今シーズン、本当に本当にありがとうございました。
穂先から。
西鎌尾根を境にくっきりと世界が分かれています。赤岳の紅葉は存在感ありました。
中岳から。
槍、大天井、常念、蝶が岳など上部だけ雲海から顔を出して並んでいますね。最高の稜線歩きでした。
大キレット入口の獅子鼻から南岳を。
宇宙を感じる黒い青空がすばらしく、無音の世界が広がっていました。
南岳小屋前から。
地球が丸いと感じるのは水平線だけではありません。
あまりに気持ちいいので天空の読書を。
ポーズではないですよ！ちゃんと文庫本の半分をここで読みました。
休暇最終日の前日、最後の夕陽です。南岳から笠ヶ岳方面を。
この時の雲海のうねうね感は、永遠に見ていられるような美しさでした。
休暇最終日の夜明けです。
画面右奥には富士山がくっきりと。来年は登りたいものです。
今回は南岳小屋の冬季小屋を数日使わせていただいてのんびり過ごしました。
最終日もよい天気、これから天狗原経由でロッヂへ帰ります。
天狗原から。岩肌でがんばる小さな赤色を見つけました。
青空に黄色が映えますが、、
落ち葉もいいですね。
休暇が終わった翌日、雪が降りました。
雪の翌々日、ロッヂ周辺はすっかり溶けていますが、蝶槍はまだきれいに雪をかぶってました。
もう少し営業は続きますが、、
来年もよろしくお願いします！！

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